カレーで揉めた父との思い出

田舎暮らし・アラフォーの田井安奈です。

両履歴○十年の主婦ですが、これっと言って得意料理が少ない私。いやぁ~自慢できる料理って何だろう?と考えてみましたが、「三色どんぶり」!肉のそぼろと卵とさやえんどうをご飯に載せた・・・あれです。何々~小学生でもできるやろう^^なんて言わないでね。主婦にとって、毎日の食事作りは悩ましい問題です。料理上手な方なら何も問題はないんですが、わずかなレパートリーの中でやりくりするのは、私だけかな?

結婚式の挨拶で「旦那の胃袋を掴む」って定番の挨拶がありますね。残念ながら私はつかみ損ねたまま、これからでも間に合うかな?あなたは、料理は得意ですか?

こんな私が、何にも考えずに食事の準備をしたい!と思ったときに作るのは「カレー」です。肉と野菜を切って圧力鍋に入れたら終了。超簡単料理だから週一位のハイペースで登場します。

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カレーで険悪なムード

私にはカレーを作るたびに思い出すことがあります。それは父との思い出です。

旦那の父親は50歳手前の若さで、奥さんを病気で亡くしました。仕事をしながら食事や子供の事など、普通の男性よりも苦労されたと思います。当時の田舎では珍しく今の世の中だったら、特別な事ではなくなってきていますが。旦那もそれなりの苦労はあったと結婚後いろいろな話を聞きました。仕事と主婦業もこなしていた父は料理が上手でしたが、私が嫁いでからは料理は私が担当になりました。(当然ですよね)

ある時、カレーを食べた翌日に父から信じられない言葉が

「安奈さん、わしは腹の調子が悪いがひょっとして毒が入っているんじゃないか?」

「お父さん、何ですか!!私がカレーに毒なんて入れる訳がないでしょう!!!」

まだ若かった私は、本気で怒鳴ってしまいました。内心(せっかく作っているのに何が不満なの!!言っていい事と悪い事があるし、やってられない)悔しくて半泣き状態の私。

今なら「あらら~ばれましたか。」と反撃ができるんですけどね。

原因は、昔のニュースで大騒ぎになった和歌山県で起きた事件です。1998年7月に事件は起きました。夏祭りのカレーを食べた人たち67人が病院へ搬送され、4人の方が亡くなられた悲惨な事件。テレビのワイドショーでは、連日のように現場中継があり、当時犯人と噂された女性のふてぶてしい態度は今でも強烈な印象として残っています。

あれから時間が経っても、裁判などがある度に事件の様子がテレビに流されることがあります。

父と私がカレーの一件で少し険悪なムードになったことは事実ですが、事件当時ではなく、数年経過した時のことでした。

私は、必要以上は口も利かないし、できるだけ顔も合わせたくない態度、それどころか旦那にも八つ当たり状態がしばらく続きました。これって、同居している方ならお分かりだと思いますが、気まずいんですよね~。

まぁ~そこは家族だから・・・知らない間に和解しました。

父が脳梗塞で倒れる

それから暫くして父が脳梗塞で倒れ入院することになりました。幸いにも命に別状はありませんでしたが、後遺症が残り退院後は日常生活が不自由になってしまいました。

その後、暫くしてから私と父のカレー事件を振り返った時、父が私に酷い事を言ったのは、脳に異常が現れ始めていたんじゃないかと。それからは、父の言葉にイチイチ過剰反応もしなくなり、ユーモアを交えて楽しみながら喧嘩をする余裕が出てきました。

きっとこれからも、カレーを作る度に思い出すんでしょうね。

田井安奈

著者:田井安奈

アラフォー主婦で田舎暮らしの田井安奈です。 美肌は日頃の積み重ねに気づき美容に関すること・日々の生活のこと・テレビの感想などを書いていきます。

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